「難民包摂による日本社会の多様化」と「難民自身のWell-beingの実現」を目指し、民間企業・NGO・アカデミアの有志によって設立された団体「Welcome Japan」によるイベントが、2月27日（日）に開催されます。

「Welcome Japan」は、FRJが運営協力を行っている、日本社会全体で取り組む難民支援に向けたMSC（Multi-Stakeholder Consultation）勉強会の第3回「雇用を通じた難民の受け入れ」をきっかけとして、有志により設立された団体です。2024年までの「難民包摂による日本社会の多様化」と「難民自身のWell-beingの実現」を目指し、政府や市民団体、教育機関や企業と連携して、包摂社会を醸成していく場づくりと、難民の背景を持つ人々の選択肢、そこにつながる教育・就労の機会を提供を行うことをミッションとしています。

今回のイベントでは、『コレクティブインパクトで生み出す共生社会』をテーマに、難民・移民の受け入れに関心のある企業・団体・学生、学校関係者、難民・移民の背景を持つ方々、そして国際機関が集い、難民を含む移民と共に生きるインクルーシブな社会を目指すための様々な取り組みの発表や、外国人材の活躍に関わる企業や政府機関、教育機関からゲストを迎えたパネルディスカッションが行われます。

開催概要

「Welcome Japan Conference ～コレクティブインパクトで生み出す共生社会」
日時：2022年2月27日 (日)14:00 – 16:00
主催：Welcome Japan
後援：国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）駐日事務所
要申込（無料）：Peatix https://welcomejapanconference2202.peatix.com/

イベント内容

14:00-14:05：司会からのご案内
14:05-14:10：開会のご挨拶（UNHCR駐日代表　カレン・ファルカス氏）
14:10-14:40：難民包摂のComplementary Pathways拡大に向けた取り組み（Welcome Japan Board Members）
14:40-14:50：質疑応答
14:50-15:00：休憩
15:00-15:50：パネルディスカッション『共生社会の描き方』
任意（16:10-16:50：ネットワーキング・記者懇談会 実施予定）

ファシリテーター：可部 州彦（JICAシリア平和の架け橋・人材育成プログラム 副統括）
ゲスト予定：
安井 誠氏（株式会社セブン-イレブン・ジャパン オペレーション本部 グローバル人材支援 総括マネージャー）
君塚 宏氏（法務省 出入国在留管理庁在留管理支援部長）
羽生田 慶介氏（株式会社オウルズコンサルティンググループ 代表取締役CEO）
その他、調整中

Welcomome Japanについて

「難民も日本も、皆でたくましく」を掲げ、2021年11月に設立した任意団体。メンバーは、アカデミア、NPO、企業、難民当事者から成り、2024年までの「難民包摂による日本社会の多様化」と「難民自身のWell-beingの実現」を目指している。国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）とコミュニケーションを取りながら、「難民包摂の現状・課題・可能性の可視化」、「官民連携でのコレクティブインパクト」、「Well-being実現への教育・就労機会の提供」を実施している。
公式サイト：https://welcomejpn.org/

MSC（Multi-Stakeholder Consultation）勉強会について

FRJは、J-FUN（Japan Forum for UNHCR and NGOs – 日本UNHCR・NGO評議会）メンバーとして、MSC勉強会に運営協力をしています。MSC第3回勉強会のレポートは「難民のスキルを生かせる場を　難民雇用と地域への貢献～」（UNHCR駐日事務所Webサイト）をご覧ください。