2012年2月10日、法務省入国管理局、日本弁護士連合会、特定非営利活動法人な んみんフォーラム(FRJ)は、難民認定手続等に関する市民団体との協力関係に係る覚 書*)を締結し、その協議の場として「難民問題に関する三者協議会」を開催することにし ました。この会議は定期的に開催され、2012年中は6回にわたり開催しました。

また、同協議会の下に作業部会を立ち上げ、空港に到着し庇護を求めた庇護希望者に対 し一時庇護上陸許可等が行われる際にNGOがどのような協力が可能かを協議し、パイロ ットプロジェクトとして試行しました。実際に7ケース10人について、一時庇護上陸許 可、仮滞在許可または仮放免許可を行う際にFRJ加盟NGOが協力し住居を確保しまし た。また、これらの事例では、FRJが生活面での支援を行ったほか、日本弁護士連合会と 協力して法的アドバイスを提供しました。

同作業部会は2012年中に8回,2013年に1回開催され、上記プロジェクトのほ か、空港や地方入国管理局において難民認定手続やUNHCR・支援団体の連絡先を周知 する方法についても話し合い、なんみんフォーラム作成のポスターの掲示、リーフレットの 配布について意見交換を行いました。

これら作業部会における検討結果は、三者協議会に報告され、成果として確認されまし た。今後も引き続き、同協議会において難民問題に関する意見交換等を行う予定です。

*覚書の詳細はこちらから(法務省プレスリリース、
なんみんフォーラムプレスリリース)

2013年6月 特定非営利活動法人なんみんフォーラム(FRJ)