2016年9月19日、ニューヨークの国連本部では各国の首脳・閣僚が集合し、急増する難民・移民の対応について話し合う国連サミットが開催されました。このサミットでは難民保護の強化を求め、その対策を講じるための公約を盛り込んだニューヨーク宣言が採択されました。この日本語訳が国連広報センターのウェブページに掲載されています。

国連広報センター
「移民と難民に関するサミットで採択されたニューヨーク宣言を邦訳しました」
＊同宣言の原文はこちらです。

さらに、本サミットで国際移住機関（IOM）が正式に国連システムに加わることが決まりました。詳細およびニューヨーク宣言の主な内容に関しては、国連広報センターよりプレスリリースが出されています。

国連広報センター
「世界のリーダー、国連サミットで難民と移民の保護強化に向けた“大胆”な計画を採択」

また、今回の国連サミットで安倍首相も演説を行い、日本が難民に対して緊急の人道支援だけではなく、難民の自立や経済発展を促すための開発支援にも積極的に取り組んでいることを述べました。そして、演説の最後では2016年から3年間で総額28億ドルの支援を行うことを表明しました。

首相官邸
「難民及び移民に関する国連サミット　安倍総理スピーチ」