このプログラムは、未だ安定した在留資格を得ていない難民・避難民の若者達を対象に、大学・大学院進学のための奨学金（学費等と生活費補助）を提供する、日本では数少ないプログラムの一つです。シリア、ミャンマー、アフガニスタン、ウクライナ、あるいはその他の国籍の難民の背景を持つ方で、2024年4月または9-10月に大学、大学院に入学または在籍する方が、奨学金供与の対象となります。

オンライン説明会

第1回：2023年11月24日（金）19:00-20:30

第2回：2023年12月16日（土）18:00-19:30

※要事前予約。

募集時期

2023年11月13日（月）から2024年1月12日（金）まで

応募資格

次の各項のすべてに該当する人。

①難民の背景を持っている人で、定住の在留資格を持っておらず、留学、特定活動、技術・人文知識・国際業務、家族滞在等の在留資格で日本に暮らしている人（以下のいずれかに該当する人）。
＊外国政府または日本国外の国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）によって、難民として認定されるか、国際保護の対象となっていた人
＊補完的道筋（Complementary Pathways）のプログラムを通じて日本に受け入れられた人
＊紛争や政変等で祖国への帰国が困難となっている人

②外国もしくは日本において学校教育における 12 年の課程を修了した人、または入学しようとする年の 3 月までに修了見込みの人、またはこれらと同等以上の資格があると奨学生選考委員会が認めた人

③経済的な理由等によって日本で高等教育への修学が困難な人

④高等教育を受け、卒業後就職するのに必要な日本語とその他の語学力を持っており、その証明となる試験のスコアを提出可能な者
＊日本語での学部受験：日本留学試験（EJU）または日本語能力検定試験（JLPT）の受験必要科目
＊英語での学部受験：必要な英語力を証明する試験とJLPT N5-4程度以上、または同等の資格
＊大学院受験：必要な英語力を証明する試験とJLPT N5-4程度以上、または同等の資格

⑤本奨学金の奨学生採用の前後を問わず、日本の大学または大学院に合格した者

支給期間

学部は最大4年、大学院は学位取得に必要な最低年数

人数

4-5人程度（採用者が必要とする支援額によって変更あり）

支給金額（※返済の義務はございません）

（１）学費
年額170万円以内（施設管理・維持費、実験実習費等その他教育機関が必要とする経費については、経済状況に応じて個別に支給を決定します。）

（２）規定に基づく生活費補助
学部1-2年：月額最大7万円
学部3年：月額最大6万円
学部4年及び大学院：月額最大5万円

※応募時点の経済状況や他の奨学金等の受給状況を考慮の上、支給額を決定します。

※他の奨学金との併用：併用可。また、他の奨学金等の獲得の努力を奨励、評価します。

▶︎「渡邉利三国際奨学金」の詳細はこちら（パスウェイズ・ジャパンのウェブサイトに飛びます）