FRJは、法務省入国管理局、日本弁護士連合会（日弁連）と2012年2月10日に締結した覚書 に基づき、「難民問題に関する三者協議会」を定期的に開催しています。
また、上記覚書に基づき、2012年4月から2014年3月まで「空港において難民としての庇護 を求めた者に係る住居の確保等に関するパイロットプロジェクト」を三者連携のもと試行し てきました。空港にたどり着いても、難民申請の方法が分からず送り返されてしまう場合や、 収容されてしまう場合があります。そこで、FRJは、対象となるケースに対して住居（シェル ター）を提供し、法的手続きの支援（リーガルサービス）や個人のニーズに応じたソーシャ ルワーク、医療や教育へのアクセスの確保などを実施しました。難民申請手続きに関る支援 では、日弁連と協力し、必要なサポートを行いました。
本取り組みは、パイロットプロジェ クトを終えた後、成田空港のみならず羽田空港も対象として引き続き同様の取り組みが継続 されました。また2015年に入り、関西、中部の２空港を含む全国４空港を対象が決定しました。

上記取り組みに伴い、2014年には空港において、FRJが作成した難民申請を知らせるポスターの掲示、また難民の定義や申請方法、FRJ会員団体が設けている各種相談窓口の案内を掲載したリーフレットの設置が実現しました。
対象空港拡大に際して、2016年1月、ポスターとリーフレットをリニューアルいたしましたことをご報告いたします。

FRJは、今後も三者連携のもと、本取り組みを継続・促進し、難民の保護についてさら に知見を蓄積できるよう努めていきます。

＊本取り組みは、カリタスジャパンからの助成を受けて行っております。

＜リニューアルポスター＞