イベント/セミナー

2015.05.12

5/23 国際シンポジウム 「無国籍者とノン・シティズン:ラトヴィアとの対話」のご案内

5月23日に開催される無国籍に関する国際シンポジウムのご案内です。

 

国際シンポジウム

「無国籍者とノン・シティズン:ラトヴィアとの対話」

UNHCR事務所によると、世界には現在1000万人以上の無国籍者がいるといわれます。
バルト三国の一角をなすラトヴィア共和国においては、その歴史的経緯により、人口の実に10%以上が無国籍者やノン・シティズン(non-citizens)で占められています。
そこで、ラトヴィア共和国における無国籍者やノン・シティズンの実態と関連の法的枠組みについて学び、日本の状況と対比させながら今後の課題について考えることを目的に、本シンポジウムを企画いたしました。
シンポジウムではまず、ラトヴィア共和国の法学者より、無国籍者やノン・シティズンに関する概要と法制度について報告があります。次に、ラトヴィア最高裁判所判事より、司法の実践やその役割について報告があります。
これを受け、ラトヴィア共和国との比較を念頭におきつつ、日本の法実務家が日本の状況について報告します。以上を踏まえ、フロアを交えた対話や討議を進める予定です。
本シンポジウムが、無国籍者やノン・シティズンへの対応のあり方を問い直す新たな機会となること願っています。

 

日時 2015年5月23日(土)13:00〜17:00

場所 国際基督教大学(ICU)本部棟206会議室

ICUへのアクセスはこちら本部棟はリンクの19番)

 

  • 言語:日本語と英語(日英同時通訳有)
  • 主催:無国籍研究会/ICU
  • 後援:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
  • 助成:

公益財団法人 社会科学国際交流江草基金
公益財団法人 日弁連法務研究財団(研究番号111:日本における無国籍者の現状の把握・無国籍者の保護にかかる法的枠組みに関する研究)
日本学術振興会科学研究費助成「無国籍者への国際的対応:国際レジームからの理論的・実践的研究」(基盤研究C・研究課題番号:26380214)

*参加無料・事前予約不要*

 

プログラム(予定)                    

開会挨拶:小尾 尚子(UNHCR駐日事務所副代表) 

報告1:「ラトヴィアにおける無国籍者とノン・シティズン」

マールティンシュ・ミッツ(リガ法科大学院副学長)

報告2:「無国籍者、ノン・シティズンとラトヴィアの司法」
ダツェ・ミタ(ラトビア最高裁判所判事)

報告3:「日本からの視座」
小田川 綾音(弁護士)、殷 勇基(弁護士)

パネルディスカッション:コメンテーター・小森 宏美(早稲田大学教授)

フロアとの対話:質疑応答 
  
閉会挨拶:日比谷 潤子(ICU学長) 
   
*ファシリテーター:新垣 修(ICU教授) 
  

 
プロフィール                      


マールティンシュ・ミッツ(Mārtiņš Mits)  
法学博士(ルンド大学)。ラトヴィア大学人権研究所副所長、Latvian Human Rights Quarterly主任編集者を経て、2008年よりリガ法科大学院副学長。欧州人権条約やラトヴィア憲法についての著作多数。

ダツェ・ミタ(Dace Mita)
修士(人権・民主化:パドヴァ大学)。ラトヴィア環境保護・地域発展省法務部アドヴァイザー、ラトヴィア国会法務委員会アドヴァイザーなどを歴任。2006年よりラトヴィア最高裁判所行政事件部門判事に着任し、人権問題を専門とする。

小田川綾音(おだがわ あやね)  
弁護士(2009年登録)。日本弁護士連合会人権擁護委員会難民認定問題特別部会特別委嘱委員、無国籍研究会主任研究員などを務め、難民、無国籍問題に取り組んでいる。

殷勇基(いん ゆうき・ウン ヨンギ)
弁護士(1996年登録)。日本弁護士連合会人権擁護委員会日韓弁護士会戦後処理問題共同行動特別部会特別委嘱委員。在日コリアン弁護士協会会員。日本の国籍法を研究している。

小森宏美(こもり ひろみ)
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門はエストニア現代史。歴史認識と国家制度構築の関係に関心を有している。

新垣修(あらかき おさむ)
法学博士(ヴィクトリア大学)。専門は国際法と国際関係論。広島市立大学教授などを歴任し、2013年より国際基督教大学教授。

 

 

*無国籍研究会公式ウェブサイトでのご案内はこちら

 

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