2022年6月16日、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）より、2021年の年間統計報告書「グローバル・トレンズ・レポート」が発表されました。

2021年末時点で、紛争、迫害、暴力、人権侵害などにより故郷を追われた人の数は戦後最大規模の8,930万人に到達し、2020年末時点の統計と比べると8％増加、10年前の2012年時点の統計と比べると2倍増加しました。
8,930万人のうち、約41％を子どもたちが占めています。

国内の別の地域に避難した人が5,320万人、庇護希望者が460万人、3,150万人が自国の外に避難を余儀なくされた難民などです。

難民の出身国の3分の2以上（69%）は、シリア（680万人）、ベネズエラ（460万人）、アフガニスタン（270万人）、南スーダン（240万人）、ミャンマー（120万人）の5カ国に集中しています。

そして世界の難民のうち、低中所得国の受け入れは83%、後発開発途上国の庇護提供は27%、近隣国への避難は72%を記録している。
受け入れ上位5カ国はトルコ（約380万人）、コロンビア（180万人で、国外に逃れたベネズエラ人の受け入れ）、ウガンダ（150万人）、パキスタン（150万人）、ドイツ（130万人）となっており、トルコは8年連続世界最大の難民受け入れとなりました。

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▼「グローバル・トレンズ・レポート」原文はこちら（英語）